こんにちは、femifeのウサギです。
- 頸がん検診の案内が来るけど、そもそもどんな病気なの?
- 頸がんの検査や治療はどんなことをするの?
- どんな症状があるの?
- 若い人には関係ないでしょ?
こんな方へおすすめの内容です
この記事のまとめ
- 子宮頸がんは子宮の頸部という入口にできる悪性腫瘍
- ヒトパピローマウイルスの感染が起因する
- 自覚症状がないことが多い
- 治療方法は進行時期によって異なるが、早期から「子宮全摘出」が必要になる可能性がある
Contents
子宮頸がんとは
子宮の中でも、入口の所にある「頸部(けいぶ)」に生じる腫瘍のことを、子宮頸がんといいます。
女性生殖器(子宮、卵巣など)の中で最も頻度が高いのが子宮頸がんといわれています。
どんな人に多い?
好発年齢は30~40歳代といわれており、多産婦や若年者に多く見られる傾向にあるといわれています。
その理由は、子宮頸がんは、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」という性交渉による感染が起因して生じる疾患であり、感染に関わる行動が多い人、つまり「妊娠・出産回数が多い」「性交渉開始が早い」「性交渉の相手が多い」人が、物理的にリスクが多い人とされるためです。
★注意してもらいたいこと 子宮頸がんだから「性交渉の経験が多い人なのかも」と思った人いませんか?でも、そう決めつけるのは絶対にいけません!なぜなら、生涯に女性がHPVに感染する割合は80%以上とも言われ、免疫機能によってがん化することは少ないだけなんです。なので、パートナーが1人だけであっても、性交渉開始年齢が遅くても、感染自体は誰にでも起こり得ることです。子宮頸がんについて正しく知って、偏見が減ることを期待しています。
症状は?
性交渉などの刺激による出血が起こることがあります。しかし、ほとんどは自覚症状がなく、頸癌検診やそのほかの検査で見つかることがあります。
どんな治療をするの?
子宮頸がんの治療は、がんの進行に合わせて変わっていきます。
ⅠA期(肉眼的には腫瘍は見られないが、組織検査にてがんがみられる)
・子宮頸部を部分的に切除する「円錐切除術」。
・子宮のみを切除する「子宮全摘出術」。
ⅠB期(肉眼でも確認できる腫瘍が子宮頸部にとどまっている)、Ⅱ期(腫瘍が骨盤壁や膣壁下1/3まで)
・子宮だけでなく、子宮を支える靭帯や、膣も切除する「広汎子宮全摘出術」
・抗がん剤と放射線治療を併用する、「同時化学放射線療法」。
Ⅲ期(腫瘍が骨盤壁に至る又は膣下1/3に至る)、Ⅳ期(腫瘍が膀胱や直腸、その他臓器へ広がっている)
・放射線療法
・化学療法(抗がん剤)
・同時化学放射線療法
もちろん、上記に述べただけでなく、年齢、腫瘍の範囲や広がり方で選択される治療は変わりますので、正しく医師に診断してもらう必要があります。でも、進行していなくても子宮全摘出の可能性があることがわかりますよね。だから早期発見が大事なんです。
この記事のまとめ
- 子宮頸がんは子宮の頸部という入口にできる悪性腫瘍
- ヒトパピローマウイルスの感染が起因する
- 自覚症状がないことが多い
- 治療方法は進行時期によって異なるが、早期から「子宮全摘出」が必要になる可能性がある
ウサギ
子宮頸がんは、検診やワクチンも身近になってきています。
女性の身体に大きく影響してしまう病気ですので、関心を持っていただけたら嬉しいです。