保健師になりたいけどどんな仕事?

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こんにちは、femifeのカラスです。

  • 保健師って何をしている人?
  • 看護師に興味あるけど、病院で働くのは少し怖い
  • 私は保健師に向いているのかな…

こんな方へおすすめの内容です

この記事のまとめ
  • 保健師は、名称独占の国家資格。看護師資格を持った上で名乗れる
  • 病気になる前の看護をしたり、健康で過ごすための支援をする存在
  • 保健師の働く先は、市区町村や都道府県が約60%、健診機関が約25%、企業が約5%
  • 保健師に求められる能力は、傾聴力・コミュニケーション力・事務能力

そもそも「保健師」って聞いたことありますか?

カラスは高校3年の看護大学を目指そうかと思った頃に名前を知りました。

同じ自治体で働く事務職の人から「保健師って何?」って聞かれることもありました。(同じ職場でも業務内容を知らないということです。)

そんな保健師について、詳しくは以下で説明します。

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保健師とは

保健師の仕事は、人々が健康な生活を送れるように健康に関する活動全般です。表現が具体的でない理由は、業務内容が多義にわたるためです。

ゆりかごから墓場まで事業全般あり、誕生後に訪問面談するこんにちは赤ちゃん訪問、乳幼児健診、社会人になってからの健康診断、生活習慣病予防、高齢期の介護予防など幅広い仕事の内容があります。

つまり、病気になる前の看護やケアをしたり、健康で過ごす期間を延ばすための支援をする存在です。

具体的な就業場所や仕事内容は後述していますので、まずは保健師になるための流れを説明します。

保健師になるためには

前提として、保健師国家試験に合格する必要があります。かつ、看護師資格を持っていないと保健師にはなれません。つまり、保健師資格単体では保健師として働くことができません。

国家試験の流れ

看護師国家資格をとる(看護系大4年 or 短大・専門学校3年)

保健師国家資格をとる(看護系大学院2年 or 看護系大学編入2年 or 看護短大・保健師養成所1年)

※看護系大学にて保健師選択課程を選択した人は、看護師国家試験と同年度に保健師国家試験の受験資格を得ることができます。

出典:厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)

保健師の働く場所

  1. 都道府県や大きな自治体の保健所:感染症対策や難病対応、精神保健事業など
  2. 市区町村の保健センター:乳幼児健診などの母子保健事業や生活習慣病予防対策や各種検診施策など
  3. 市区町村の地域包括支援センター:高齢者などの自宅療養者の家庭を訪問したり、介護予防の取り組み
  4. 医療機関・健診機関:生活習慣病予防対策や各種検診など
  5. 企業:働く人たちの健康相談や健診結果に基づいた保健指導・労働環境調整、ストレスチェックなど
就業場所割合
  • 1・2・3をまとめて自治体で従事する保健師:約61.8%
  • 4の健診保健師:約25.5%
  • 5の企業保健師・産業保健師:約4.6%
  • その他、看護学校の教員等:約8%
厚生労働省医政局看護課調べ(令和元年度)

保健師の役割

生活習慣病対策や喫煙予防、乳幼児健診や両親学級、介護予防や運動の教室、ストレスチェックや復職フォローなど、集団指導や家庭訪問といった、対象者の健康の質を高めるために直接的に支援をする業務が代表的です。

しかしその限りではなく、もし自治体で保健師として働くとなると、5年・10年もの地域保健に関する計画の策定・評価などその自治体の全体的な健康づくりの方向性を検討したり、感染症を含めた災害のリスク管理をしたりと、自治体職員としての事務的な処理や対応をすることも多くあります。これについては後日改めて記事にしたいと思います。

保健師に向いている人

保健師で働く上で、国家資格以外に必要な資格はありません。

しかし、多義にわたる保健師の仕事に共通することとしては、コミュニケーション能力です。

ここで注意して欲しいのが人と話すのが得意不得意ということではなく、対象者の考えを否定せず表情や沈黙からも対象者の情報を得ることができる人という意味です。

看護師と違ってバイタルサインズ(体温・脈拍・呼吸数・血圧・血中酸素飽和濃度など)や血液検査データなどの数字で対象者を分析することは少ない分、傾聴力や観察力が求められます。

また、先述した通り、事務的な能力は必須になります。やりながらでも身に付きますが、近年は事務のDX(デジタルとランスフォーメーション)などもあるため、パソコンなどに苦手意識はない方がスムーズに業務が進められると言えます。

この記事のまとめ
  • 保健師は、名称独占の国家資格。看護師資格を持った上で名乗れる
  • 病気になる前の看護をしたり、健康で過ごすための支援をする存在
  • 保健師の働く先は、市区町村や都道府県が約60%、健診機関が約25%、企業が約5%
  • 保健師に求められる能力は、傾聴力・コミュニケーション力・事務能力
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少しでも、保健師を目指す人や保健師に興味を持ってくれている人の参考になれば嬉しいです。

ご精読ありがとうございました!

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