こんにちは、femifeのウサギです。
- ワクチンを打てば子宮頸がんにならないの?
- 副作用が怖くて嫌だな。
- どんな種類があるの?
こんな方へおすすめの内容です
- 子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)は、子宮頸がんの原因となるウイルスに効果がある
- ウイルスの種類は約30種類、特に子宮頸がんになる割合が多いものが8種類と言われている
- ワクチンは3種類あり、それぞれ効果のあるウイルスが違うが、全てをカバーすることはできない
- 副作用は注射部位の痛みや腫れ、頭痛や発熱などがある
定期接種の対象にもなっている子宮頸がんワクチン。対象のみなさんも、そのお父さん、お母さんたちも、どんなワクチンなんだろう?と心配になったりしているのではないでしょうか。
看護師のウサギが、今回は子宮頸がんワクチンについてお話したいと思います。
子宮頸がんワクチンとは?
子宮頸がんワクチンは、HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンとも言います。
子宮頸がん自体が、HPVの感染が原因となって発症するため、ウイルスに対するワクチンが有効と言われているんです。
性交渉を経験する前の接種がより効果的と言われているため、定期接種も小学校6年生~高校1年生くらいで行われています。しかし、性交渉を経験していても、ウイルス感染をしていなければ効果が得られるので、後からでも接種は望ましいですね。
子宮頸がんについて詳しく知りたい方は、「子宮頸がんってどんな病気?」も一緒にご覧くださいね!
HPVとは
子宮頸がんに関連するHPVは約30種類あると言われています。その中でも特に原因として多いのは、HPV16型(約40%)、18型(約25%)、31・33・35・45・58型(数パーセント程度)の8種類です。
ワクチンの種類・効果は?
現在行われているワクチンの種類は3種類で、
- 2価(HPV16/18)ワクチンの「サーバリックス」
- 4価(HPV6/11/16/18)ワクチンの「ガーダシル」
- 9価(HPV6/11/16/18/31/33/45/52/58)ワクチンの「シルガード」
があります。「サーバリックス」「ガーダシル」については、定期接種の対象となっていますが、「シルガード」は任意接種のものになっています。
HPV16型・18型が子宮頸がんの原因の約7割程度を占めているため、2価ワクチンでも子宮頸がんの予防には十分効果的ですが、HPV6型・11型は性感染症の1つである尖圭コンジローマの原因ともなるため、その予防にもなります。
それぞれ接種のスケジュールも異なりますので、事前に調べてみることをお勧めします。
ここで大事なのは、「ワクチンを打っても子宮頸がんになる可能性はある」ということです! 先ほど、HPVは約30種類あり、その中でも原因になりやすいのは8種類とお伝えしましたね? ワクチンはその中の2~9種類に効果のある薬です。子宮頸がんの原因となるウイルスの大部分に効果はありますが、全てをカバーしているわけではありません。 だからこそワクチンだけで安心するのではなく、定期的な検診を併用することが大事なんですよ!
副作用は?
皆さん心配するのは副作用ではないでしょうか?HPVワクチンの副作用はあまり多くないと言われていますが、以下のような症状がでることがあります。
- 注射部位の腫れ、痛み、赤み、痒み
- 発熱
- 頭痛
- 筋肉痛、関節痛
- 倦怠感(だるさ)
予防接種は免疫機能に影響をするため、このような症状がでることがあります。数時間~数日で落ち着くので無理をせずに過ごしましょう。
- 子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)は、子宮頸がんの原因となるウイルスに効果がある
- ウイルスの種類は約30種類、特に子宮頸がんになる割合が多いものが8種類と言われている
- ワクチンは3種類あり、それぞれ効果のあるウイルスが違うが、全てをカバーすることはできない
- 副作用は注射部位の痛みや腫れ、頭痛や発熱などがある
定期接種の対象ともなっている子宮頸がんワクチンですが、全てがカバーできるものではなく、定期的ながん検診の大切さもわかっていただけたら嬉しいです。
ご精読ありがとうございました。