こんにちは、femifeのカラスです。
- レディース検診って、特別な検査なの?
- 健診結果は毎年見て満足している
- 婦人科の検査って、なんか恥ずかしいから受けたくない
こんな方へおすすめの内容です
- 「子宮頸がん検診」と「乳がん検診」をレディース検診とまとめて言うことが多い
- 日本女性のがんになる率、乳がんは第1位、子宮がんは第5位と高い。
- 「乳がん検診」は「マンモグラフィー検査」と「エコー検査」があり、30代以下の人は「エコー検査」がおすすめ。
- 要精密検査・要治療の場合は、必ず医療機関を受診してください
健康診断は、自分の身体の状態を数字や評価で確認できる貴重なツールです。
自分の将来のため、健康はお金にも直結する大事な資産ですので、検診は有効に活用しましょう。
レディース検診とは
女性特有の臓器である「子宮」と、がんになる人の99%が女性である「乳房」の、がん検診を総称して「レディース検診」ということが多いです。
(実は、乳がん罹患者の1%は男性ですので、女性しかならないわけではありません。)
子宮頸がん検診・乳がん検診ともに、厚労省が指針で検診を勧めるがんに含まれます。
がんの特徴や検診については、以下で詳しく説明します。
がん検診
がん検診は、がんを含めた異常の早期発見のために行う検査です。
厚労省が指針で検診を勧める以下の5つのがんの検診のうち、女性特有の検診について、今回はご説明します。
子宮頸がん検診
子宮頸がんや子宮筋腫、子宮内膜症など、子宮に関する疾患は様々あります。その早期発見のための検査です。
子宮頸がんについての詳細は、ウサギが記事にしていますので「子宮頸がんってどんな病気?」をご覧ください。
検診をただ受けるだけでなく、その結果を確認し「要精密」「要再検査」となっている場合には必ず医療機関を受診しましょう。
子宮頸部細胞診
子宮頸がん検診では、問診、視診、と共に、子宮頸部の細胞診を行います。
子宮に器具を入れて、細胞をかき取ります。
正直、細胞診は痛いですが、確実に検体を採取するためなので、リラックスして受けましょう。
緊張し過ぎると余計に筋肉がこわばって、苦痛が大きくなるといけません。
また、正確に検査をするためにも、生理中は避けて受診してくだい。
経腟エコー(経腟超音波検査)
これ単体では子宮頸がんの検査はできませんが、卵巣がん・子宮筋腫・子宮内膜症など、子宮や卵巣の病気や異常の発見のための検査です。
超音波の機械で、子宮や卵巣の状態を確認します。
乳がん検診
最新の統計で女性ががんになる率の第1位が乳がんです。
30代で亡くなられた芸能人もいます。女性のがんの死亡率の5位でもあります。
エコーの検査とマンモと言われるレントゲンの検査がありますが、どちらの検査が優れているということではなく、見つけることができる項目に得意不得意な部分があるので、以下で説明します。
乳房超音波検査(エコー検査)
ゼリーを検査部分に塗り、超音波の機械を当て、乳房の内部を検査します。
乳腺が発達している方でも、しこりや腫瘍を見つけることができます。
乳腺が発達している人とは、授乳中の方、40歳未満の方に多いです。
エコー検査・乳房超音波検査 | |
メリット | 被曝しないため、妊娠中でも検査が可能 乳腺が発達してる40歳以下の方に向いている 痛みなく検査ができる 小さなしこりをみつけやすい |
デメリット | がん以外の問題のない所見も見つかりやすい 検査を実施する人の技量が重要 |
マンモグラフィー(乳房X線撮影検査)
乳房を薄く広げて押し潰して、レントゲンで撮影を行います。
マンモグラフィー・乳房X線撮影検査 | |
メリット | 継続して受診することで、乳がん死亡率が低下することが証明されている 撮影方法が定められているため、過去の画像と比較しやすい |
デメリット | 痛みを伴う場合がある 年齢や乳腺の密度により、詳細な診断ができないことがある 被曝を伴うため、妊娠中またはその可能性のある方は受けられない |
生理周期によっては、胸が張るタイミングがあると思います。
生理前の数日〜1週間前までは人によっては張って痛みを感じることがあるため、その時期以外の方が、苦痛少なくマンモグラフィー検査を受けられるでしょう。
おすすめは生理の2週間〜10日前くらいに検査を受けると、胸が柔らかい傾向にあるため痛みは軽減される場合が多いです。
健診・検診の結果について
「要精密検査」「要精密」「要再検査」「要受診」などの表現になっている場合は、必ず医療機関を受診してください。
医療機関をすでに受診している場合は、問診票の「経過観察中」を必ず選択してくださいね。
もちろん、検査結果は悪くなる場合があるため、定期的に受診は必要ですよ!
母と親族が子宮筋腫になって手術していたから、心配だったけど今年の検診では異常なしだった。よかった。
専門的な知識がないと不安な方の相談先
- お勤めの方は、健康保険組合のご担当の方、または健康診断を受けた医療機関へ
- 国民健康保険の方は、自治体のヘルス部門の保健師、または健康診断を受けた医療機関へ
- 「子宮頸がん検診」と「乳がん検診」をレディース検診とまとめて言うことが多い
- 日本女性のがんになる率、乳がんは第1位、子宮がんは第5位と高い
- 「乳がん検診」は「マンモグラフィー検査」と「エコー検査」があり、30代以下の人は「エコー検査」がおすすめ
- 要精密検査・要治療の場合は、必ず医療機関を受診してください
せっかく健康診断を受けるチャンスがある方はご自身の財産である
「健康」の維持増進のためにも有効活用していただければと思います。
ご精読ありがとうございました。