妊娠や出産にも影響するかもしれない感染症【クラミジア感染症】ってなに?

femtech
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こんにちは、femifeのウサギです。

  • 症状がなければきっと感染症になってないよね?
  • 不妊症かもしれない…。
  • クラミジア感染症の検査や治療ってどんなことをするの?

こんな方へおすすめの内容です

この記事のまとめ
  • クラミジア感染症は、自覚症状がないことが多く、放置されやすい病気
  • 卵管の癒着や受精卵の輸送能の低下が起こると、不妊や子宮外妊娠の原因となる
  • 婦人科の受診をして、子宮頸部や膣内の分泌物を検査に出すことで検査ができる
  • 抗生物質での治療が一般的
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クラミジア感染症とは?

「クラミジア トラコマティス」という菌が原因となる性感染症の一つと言われています。症状があまりなく、自覚症状がないままに放置されてしまうことが多い感染症です。しかし、感染によって不妊症や子宮外妊娠の可能性が高くなると言われる、女性にとって気を付けなければならない感染症です。

なぜ感染するの?症状は?

感染は性交渉によって起こり、性交渉後1~3週間程度で発症すると言われています。

先ほどお話しした通り、症状はないことが多いですが、人によっては、サラサラしたおりものの増加や、出血、腹痛などがみられることがあります。

クラミジア感染自体は、子宮の入口である「子宮頸管」で炎症を起こすところから始まりますが、徐々に感染が広がると、「骨盤内炎症性疾患(PID)」と言われる状態になることがあります。

「骨盤内炎症性疾患(PID)」はさまざまな感染症等が原因となりますが、クラミジア感染症によるものの場合は、他の感染症と比較しても、症状が軽いことが多いです。

不妊の原因になる?

クラミジア感染症は症状もないことから、感染が長期化してしまい、不妊症や、子宮外妊娠の可能性を高めてしまう可能性があります。なぜそのようなことになるのでしょうか?

それは、クラミジア感染症の感染によって、卵子、精子、受精卵の通り道である「卵管」が癒着を起こしたり、受精卵を運ぶ輸送能が低下してしまうことが原因とされます。

癒着によって卵管が狭くなったり、閉塞してしまうと、精子が通過し、受精をすること自体が難しくなってしまいますし、受精卵の輸送能が低下すると、子宮に到着する前に卵管で着床してしまうことにつながります。

感染しているかどうすればわかるの?

多くの方は無症状であるため、不妊などの相談で病院を受診した際に判明することがあります。

検査としては、子宮頸がん検診のように、子宮頸部~膣を綿棒で拭って検査する方法が一般的で、婦人科に受診することで検査をすることができます。頸がん検診のような痛みもあまりなく検査ができますので、安心してください。

また、抗体検査という採血で行う方法もありますが、ほとんどは先にお伝えした方法を行うことが多いですよ。

検査結果でクラミジア感染症が認められた場合は、抗生剤にて治療をしていきます。

この記事のまとめ
  • クラミジア感染症は、自覚症状がないことが多く、放置されやすい病気
  • 卵管の癒着や受精卵の輸送能の低下が起こると、不妊や子宮外妊娠の原因となる
  • 婦人科の受診をして、子宮頸部や膣内の分泌物を検査に出すことで検査ができる
  • 抗生物質での治療が一般的
ウサギ
ウサギ

症状がないのに、将来の不妊や子宮外妊娠の可能性につながるなんて怖い感染症ですね。

妊娠を考える方は特に、婦人科の受診をして検査をするといいですね。

ご精読ありがとうございました。

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