こんにちは、femifeのウサギです。
- 生理の時に痛みがつらくて動けないときもある
- 年々生理が重くなってきた気がするけど大丈夫?
- 生理が重いって何か病気なの?
こんな方へおすすめの内容です
- 日常生活に支障が出るほど、生理中の症状が強いものを「月経困難症」という
- 「月経困難症」は病院での治療の対象
- 原因となる病気がないこともあるが、子宮内膜症や子宮筋腫など他の病気が隠れていることがある
- 治療は主に対症療法や、原因となる病気の治療を行う
女性の生活に大きく影響する生理ですが、毎月毎月が嫌になってしまうほど生理が重くて困っている人もいますよね。お仕事や学校だけでなく、日常生活にさえ影響してしまう人もいらっしゃいます。そこで今回は、「月経困難症」についてお話したいと思います。
月経困難症とは
生理に伴って起きる症状が強く、日常生活にも支障をきたしてしまうものを、「月経困難症」といい、医療的な治療の対象にもなります。
生理前に起こる「月経前症候群(PMS)」や「月経前不快気分症候群(PMDD)」もありますが、「月経困難症」は、生理直前から症状が現れ、生理が終わるころに消失するものです。
PMSやPMDDについて知りたい方は、
「PMS・PMDDってなに?」の記事も一緒にぜひご覧ください。
症状は?
日常生活に支障をきたすような下記の症状があることがあります。症状の程度や内容には個人差があります。
- 頭痛
- 吐き気、嘔吐
- 腹痛
- 腰痛
- お腹の張り など
月経困難症の種類
機能性月経困難症
原因となる病気はないが、症状が生じているもので、10~20代に多い。
無排卵の生理では症状はなく、排卵を伴う生理で症状が重くなる。生理1日目、2日目が症状が強く、その後は改善する。また、妊娠や出産を経ると症状が改善することがあるといわれている。
初経からしばらくの間は無排卵といわれており、2,3年をかけて排卵性の生理へと変化していきます。そのため、生理が始まったころは症状がなかったのに、数年してから症状が重くなることがあります。
器質性月経困難症
子宮内膜症、子宮筋腫などの病気が原因となって、症状が強く現れているもので、30歳代以降に多い。
無排卵の生理でも症状はあまり変化せず、生理中から生理後まで症状が続くことがある。
治療法
原因となる病気がない、「機能性月経困難症」の場合は、症状に合わせた対症療法が中心となります。
治療の時点で、妊娠希望がない場合は「低用量ピル」を使用したり、痛みに対して「鎮痛薬」や「漢方薬」を使用することがあります。
子宮内膜症や子宮筋腫などの病気によって症状がみられている、「器質性月経困難症」の場合は、機能性月経困難症と同じように、対症療法で症状をコントロールしながら、その原因となっている病気の検査や治療が行われます。
- 日常生活に支障が出るほど、生理中の症状が強いものを「月経困難症」という
- 「月経困難症」は病院での治療の対象
- 原因となる病気がないこともあるが、子宮内膜症や子宮筋腫など他の病気が隠れていることがある
- 治療は主に対症療法や、原因となる病気の治療を行う
生理が重いのはしょうがないと思っていた人も多いのではないでしょうか?
日常生活に影響がでるときは、なにかできることがあるかもしれませんし、もしかしたら病気が隠れている可能性もあるので、病院で診察してもらうことをおすすめします。
ご精読ありがとうございました。