こんにちは、femifeのカラスです。
- 血圧が高いって指摘されたけど、何をしたらいいのか分からない。
- 血圧を下げるって書いてある食べ物って本当に効果があるの?
この記事は、こんな方へおすすめの内容です
- 血圧が高い人への特定保健用食品(トクホ)は、ペプチド類・杜仲葉配糖体(ゲニポシド酸)・γ-アミノ酪酸(GABA)がある
- それぞれ異なる機序で効果を発揮するため、体質や飲んでいるお薬などの兼ね合いを考えて、適量を摂取することがいい
- そもそも前提として、高血圧の方は食べ物の種類の前に、生活習慣が非常に重要なので、減塩・運動・睡眠・飲酒・禁煙を心がけましょう
特定保健用食品
有効性や安全性について国の審査を経て許可された食べ物のことを、「特定保健用食品=(通称)トクホ」と言うことができます。
その成分やものを摂取することにより、健康効果が期待できるという表示ができます。
その健康効果は、成分や物質により異なります。
以下では、「血圧が高めの方向け」の内容に特化して説明します。
トクホを活用する前に
高血圧の方は食べ物の種類の前に、生活習慣が非常に重要です。
- 減塩:塩分は血液量を増やし、かつ血管を収縮させ血圧を上げるため控えましょう。
- 適度な運動:運動することは血管を広げて血行をよくし、ストレス解消・減量にも効果的なので、血圧を下げます。
- 十分な睡眠:精神的なストレスは、血管を収縮して血圧を上げるため、その解消にも睡眠・休息を十分にとりましょう。
- 適量の飲酒:継続的な過度な飲酒は、血圧を上げてしまいます。
- 禁煙:血圧を上げ・血管を脆くする原因になる喫煙は、やめましょう。
これらを意識した生活をすることが前提になります。
こちらに血圧が高い人の生活についてまとめていますので、ご覧ください!
血圧が高めの方向けの栄養素
ペプチド類
ペプチドは、タンパク質を構成する最小単位のアミノ酸が2個以上、数十個ほど集まったもののことを言います。
消化吸収が早く、体力が低下している状態でも栄養素が吸収される特徴があります。
高血圧に効果的なペプチドの吸収方法
牛乳や発酵乳、イワシやマグロの魚介類、コーン、米、大豆などのタンパク質を分解することにより得られます。
作用
生体内で血圧調整をおこなっている酵素の働きを阻害することにより、血圧の上昇を抑制します。
ただし、ペプチドが消化酵素によって分解されやすいため、その力は弱く、穏やかな効果があります。
副作用・注意
お薬を常用している人は、飲み合わせなどに注意する必要があります。
お薬を飲んでいなくても、ご高齢の方(特に75歳以上)や、腎機能の低下している人は血液中のカリウムが増えてしまうリスクがあるので注意です。
また、妊婦または妊娠の可能性のある婦人の使用は避けましょう。
杜仲葉配糖体(ゲニポシド酸)
杜仲は、中国の四川省に原生する落葉高木のことです。日本では、長野県で栽培されています。
杜仲葉の主成分はゲニポシド酸で、副交感神経を刺激する働きがあります。
作用
- 副交感神経刺激作用により血管が広がり血圧が下がる
- コレステロール上昇を抑制する
- アルコールの分解を促進し、飲酒の前又は後に飲めば悪酔い、二日酔いの防止になる
- コラーゲンの新陳代謝を促進
副作用・注意
- 摂り続けても副作用のない薬草とされていますが、カリウムに注意が必要な人や、高齢者、腎機能の低下している人は、医師に相談して下さい。
- 1日の適量は6gです。
γ-アミノ酪酸(GABA)
γ-アミノ酪酸(GABA)は、アミノ酸の一種で、生体内ではグルタミン酸から生成され、中枢神経に多く存在する抑制性神経伝達物質です。
γ-アミノ酪酸(GABA)が不足すると興奮しやすくなることなどから神経の鎮静作用を有すると考えられています。
また、末梢神経においては、血管収縮作用のあるノルアドレナリンの分泌を抑えることにより、降圧効果をもたらすと示されています。
作用
- 末梢交感神経の働きを抑え、血圧を低下させる。
- 脳の血流改善
- 鎮静作用
チョコレートでも摂れるものもあり、身近かもしれません。摂りすぎにはご注意ください。
まとめ
それぞれ異なる機序で効果を発揮するため、体質や飲んでいるお薬などの兼ね合いを考えて、適量を摂取することがいい
- 血圧が高い人への特定保健用食品(トクホ)は、ペプチド類・杜仲葉配糖体(ゲニポシド酸)・γ-アミノ酪酸(GABA)がある
- それぞれ異なる機序で効果を発揮するため、体質や飲んでいるお薬などの兼ね合いを考えて、適量を摂取することがいい
- そもそも前提として、高血圧の方は食べ物の種類の前に、生活習慣が非常に重要なので、減塩・運動・睡眠・飲酒・禁煙を心がけましょう
高血圧は自覚症状がないので、日常生活で取り入れやすいところから気をつけることが重要です。