こんにちは、femifeのウサギです。
- 子宮頸がんと体がんはどう違うの?
- どんな症状があるの?
- どんな治療をするの?
こんな方へおすすめの内容です
- 子宮体がんは、子宮の上2/3程度にできる悪性腫瘍
- エストロゲンが影響したタイプのものが多いが、それ以外の原因で生じる場合もある
- 自覚症状がないことが多い
- 治療は手術で得られた病理検査結果から方針が決まることが多い
みなさん子宮体がんって知っていますか?特に若い女性も、子宮頸がん検診のお知らせが来るので、その時に目にしていることもあるかもしれません。
子宮頸がん検診の時にも、医師の判断で体がん検診も一緒に行うことがあります。子宮体がんは子宮頸がんよりも少ないですが、女性ホルモンの影響を受ける腫瘍でもあり、女性のみなさんに知っておいてもらいたい病気です。一緒に学んでいきましょう!
子宮体がんとは
子宮の上2/3くらいが「子宮体部(たいぶ)」といわれており、そこに生じる腫瘍のことを子宮体がんといいます。
また、子宮の入口の所にある「頸部(けいぶ)」に生じる腫瘍のことを、子宮頸がんといいます。(子宮頸がんについて知りたい方はこちらをご覧くださいね。)
どんな人に多い?
40歳代後半~60歳代に多いといわれています。
多くの子宮体がんは、エストロゲンという女性ホルモンが影響して生じています。しかし、2割程度はその他の原因で生じる場合があり、子宮体がんにはこのように2つのタイプがあるといわれます。
エストロゲンが影響するタイプでは、肥満であったり、卵巣の働きに異常が生じている場合に起こりやすくなり、また、出産歴がない女性は、生理の回数も妊娠を経験した女性よりも多く、エストロゲンが作用する期間が長くなるため、多くなりやすいといわれています、
症状は?
初期の場合は、自覚症状がないことが多いといわれています。主な症状としてみられるのは、不正出血や腹痛が挙げられ、感染も併発すると、膿のようなおりものがでることがあります。
どんな治療をするの?
子宮体がんの治療は、がんの進行に合わせて変わっていきます。手術での病理検査の結果で、詳細の進行期がわかるため、画像や肉眼で得た情報からまず手術を行い、治療方針を決めていきます。
腫瘍が子宮体部にとどまっている場合
- 子宮のみを切除する「子宮全摘出術」
- 子宮、膣の上部、子宮の周りの組織の一部も切除する「準広汎子宮全摘出術」
子宮頸部の一部にも腫瘍がある場合
- 子宮だけでなく、子宮を支える靭帯や、膣も切除する「広汎子宮全摘出術」
子宮外にも腫瘍がある場合
- 子宮全摘出術に加えて、「抗がん剤」や「放射線治療」を行う
上記は基本的な考え方ですが、もちろん、医師の診断の基で治療方針が決まっていきます。 手術療法の場合は、腫瘍の程度や広がりに関わらず、卵巣も一緒に切除することが一般的です。
- 子宮体がんは、子宮の上2/3程度にできる悪性腫瘍
- エストロゲンが影響したタイプのものが多いが、それ以外の原因で生じる場合もある
- 自覚症状がないことが多い
- 治療は手術で得られた病理検査結果から方針が決まることが多い
子宮頸がんと共に、子宮がんの一つである子宮体がん。
若い方も、閉経後の方も関係のある病気ですので、少しでも知っていただけたら嬉しいです。