こんにちは、femifeのウサギです。
- ピルって身体に悪いの?
- どんな薬なの?
- できるだけ薬は飲まない方がいいよね?
こんな方へおすすめの内容です
- ピルはホルモン剤であり、卵巣の働きを休ませるもの
- 作用を利用して、避妊、病気の治療、生理に伴う症状のコントロール、生理日管理を行うことができる
- 副作用は内服し始めに多いが、1,2か月で落ち着くことが多い。
ピルとは?
低用量ピルとは、経口避妊薬ともいい、女性ホルモンである「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類のホルモン剤を内服することで、普段女性ホルモンを作るように指令を出している脳が勘違いを起こし、卵巣の働きを休ませるものです。
つまり、卵巣が働いていないので、卵胞が育つことはなく、排卵が起こらないので、正しく内服すればほぼ100%の避妊が可能になります。
どんな効果があるの?
排卵が起こらないため、避妊に効果的であることはお話ししましたが、ピルの作用を利用して、さまざまな使い方をすることができます。
- 排卵が起こらない→避妊効果
- 排卵の機会が少なくなる→「子宮筋腫」や「子宮内膜症」の抑制、「卵巣がん」「子宮体がん」のリスクの低下
- 子宮内膜があまり厚くならない→生理の出血量が少なくなる・痛みが少なくなる
- 生理の出血量が少なくなる→貧血の症状が抑えられる
- ホルモンの安定化→PMS(月経前症候群)の症状緩和
- 内服で生理周期が管理できる→生理日管理がしやすい、生理日の移動ができる
このように、避妊効果だけでなく、病気の治療や予防、生理に関わる症状の緩和、生理周期の管理など、さまざまな用途で使用することができます。(もちろん、自己判断ではなく、医師の診察を受け、処方を受けることが必要です!)
副作用は?
副作用は以下のようなものがありますが、特に内服し始めに症状が出ることが多く、内服を1,2か月続けることで、症状がなくなっていきます。それ以上に症状が続いたり、症状がつらい場合は、医師へ伝えてください。ピルの種類を変えることで改善することがあります。
- 吐き気
- 眠気
- 胸の張り
- お腹の痛み
- 不正出血
- 血栓症
特に血栓症については、「エコノミー症候群」という名前を知っている方もいらっしゃると思いますが、重篤な症状につながりかねないものです。ピルの副作用の1つといわれていますが、発症する確率は低く、特に喫煙、高脂血症、肥満などのリスクが高い人ではなければ、内服していない人と発症率はあまり変わらないようです。心配な方は、医師と相談をしましょう。
また、不妊症になってしまうのではないかと心配される方もいます。ピルは内服中は卵巣の機能をお休みさせる作用がある薬ですが、内服を中止すればすぐに卵巣の機能は再開しますので、不妊につながることはないといわれています。
- ルはホルモン剤であり、卵巣の働きを休ませるもの
- 作用を利用して、避妊、病気の治療、生理に伴う症状のコントロール、生理日管理を行うことができる
- 副作用は内服し始めに多いが、1,2か月で落ち着くことが多い。
ピルは上手に使用することで、生理のつらい症状を抑えることができたり、生理をコントロールすることができます。薬をなんだか怖いと思うのではなく、正しく知ってうまく使えるといいですね!ピルを希望される方は、必ず医師の診察を受け、処方をしてもらいましょうね。