在宅での医療的ケアと訪問看護

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こんにちは、femifeのカラスです。

  • 家で医療を受けて過ごすって、どんなことがあるのかしら
  • 看護師として働く選択肢として、訪問看護に興味があるな

こんな方へおすすめの内容です。

この記事のまとめ
  • 在宅療養で行う医療的ケア・医療行為「人工呼吸器管理」「注射(特にインスリン管理)」「点滴の管理」がある。
  • 医療的ケア・医療行為以外にも、生活する中での療養としてサポートする存在が訪問看護。
  • 訪問看護師の現場の仕事内容などについては、現役訪問看護師まるさんのまる看と言うブログがおすすめ!
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医療を受けて在宅で過ごす

医療を受けるという言葉に馴染みがない方もいると思います。

医療的ケア・医療行為は、医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条などに定められており、医師や看護師など行っていい専門職が定められています。

医療的ケアをうけつつ家で生活することになると、訪問看護や訪問診療・往診を利用することになります。

医療的ケア・医療行為

医療的ケア・医療行為って、具体的に何のことかピンとこない方もいると思います。

在宅療養で多い医療行為の一例をご紹介します。

人工呼吸器の管理

自発呼吸が難しく、呼吸器に呼吸の補助をしてもらう方が使用しているのが、人工呼吸器です。レスピレーター(略してレスピ)とも言います。

電力を必要とする機械で呼吸をし生命維持をしているため、災害などでの停電は文字通り死活問題です。自治体でも要援護者としてフォローしています。

その機械が正確に動いているか、設定のチェックや呼吸状態などの確認、喀痰の吸引などをします。

割合としては多くないケアではありますが、在宅医療においては非常に重要度が高いものです。

注射(インスリン注射など)

注射全般は、医療行為にあたります。

在宅医療で特に多い注射の一つのインスリン注射は、患者本人が行うことは適切な指導を受けていれば問題ありませんが、他者が患者へ行うことは医療行為であり、専門職しかできません。

とはいえ、インスリン注射は食事の回数だけ行う人も多く、一日に何度も実施しなければなりません。ですが、インスリンの単位・量を間違えてしまうと、低血糖などで意識障害などが発生する可能性もあります。

きちんと、管理が必要な行為の一つと言えます。

点滴の管理

栄養摂取や水分補給、薬の投与など、点滴の目的は様々あります。

点滴も、どこにどのように行うかによっても管理の方法が変わります。

患者が活動的な方なのか寝たきりなのか、体格や血管の状態はどうかなど、全体的な状態を踏まえて、医師の指示のもと行為を実施することができます。

点滴をしている間は、身体に針を刺している状態が継続するので、安全性を確認する看護師は重要な存在と言えます。

医療行為以外の看護

今までは、あくまでも医療的ケアを説明しましたが、お家で行う看護は処置だけではありません。

患者本人とその生活背景・社会的責任などを理解し、治療が最優先の病院とは違って、生活の場での療養の支援が訪問看護には求められます。

逆に言うと、本人・家族みんなを支援することができます。

病気だけをみるのが看護ではなく、病気と闘いながらも幸せに生活する本人を、サポートしていく存在です。

訪問看護師になりたい

看護師として仕事として在宅療養を支えたいと考える方もいると思います。

そんな方におすすめなのが、まる看〜現役訪問看護師が書く、医療関係者のためのブログです。

現役で訪問看護師をしているまるさんが作っているブログです。

特に、訪問看護の仕事内容を解説!業務内容は病棟と、どう違うの? の記事は、とても具体的に業務の内容をまとめていて、おすすめです。

この記事のまとめ
  • 在宅療養で行う医療的ケア・医療行為「人工呼吸器管理」「注射(特にインスリン管理)」「点滴の管理」がある。
  • 医療的ケア・医療行為以外にも、生活する中での療養としてサポートする存在が訪問看護。
  • 訪問看護師の現場の仕事内容などについては、現役訪問看護師まるさんのまる看と言うブログがおすすめ!
カラス
カラス

カラスは在宅療養に7年関わった経験もあり、思い入れのある分野です。

少しでも、看護師のみなさんの希望する働き方の参考になれば嬉しいです。

ご精読ありがとうございました。

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