こんにちは、femifeのウサギです。
- 子宮内膜症ってどんな病気?
- 卵巣チョコレートのう胞ってなんだろう?
- 不妊症の原因になるって本当?
こんな方へおすすめの内容です
この記事のまとめ
- 子宮内以外のところで子宮内膜に似た組織が生じる病気
- 女性ホルモンのエストロゲンが関係している
- 痛みや出血だけでなく、不妊の原因にもなる
- 治療は薬物療法や手術療法があり、症状や妊娠希望などで検討される
みなさんは子宮内膜症や卵巣チョコレートのう胞という病気の名前を聞いたことはありますか?
性交痛や生理の出血量が多くなるなどの症状や、場合によっては不妊症の原因にもなる病気と言われており、妊活中の方々にも影響する病気です。
この病気も女性ホルモンのエストロゲンが影響しているため、生理と切っても切れない関係なので、女性にとっては身近な病気といえますね。どんな病気なのか見ていきましょう。
子宮内膜症とは
原因はいまだに定かではありませんが、子宮内膜に似た組織が子宮の中以外に生じることで、痛みや不妊の原因となる病気といわれています。
女性ホルモンの一つであるエストロゲンが影響して、子宮内膜に似た組織が増殖するため、20~40歳代に好発し、早い年齢で初経を迎えている人、月経周期が短い人、妊娠・出産経験がない人など生理の回数が多い人は、リスクが大きくなるといわれています。閉経を迎えると、エストロゲンが減少するため、症状が軽くなる傾向にあります。
内膜症が生じている場所によって特徴などが異なり、卵巣で生じているものを「卵巣チョコレートのう胞」、子宮と直腸の間(ダグラス窩)で生じているものを「ダグラス窩閉塞」、腹膜内に表在している「腹膜病変」などと言います。
症状は?
子宮内膜症が生じている場所によっても症状は異なりますが、以下のような症状がみられることがあります。
- 生理痛が回数を重ねるごとに強くなってくる
- 不妊
- 性交痛
- 排便痛
- 不正出血
- 生理時の出血量の増加 など
治療法は?
治療方法は、年齢や症状、子宮内膜症が生じている場所、妊娠希望の有無などで検討されます。
薬物療法
- 症状に合わせた対症療法として、痛み止めや漢方
- ホルモン療法として、低用量ピルなどエストロゲンの分泌を抑える薬の使用
手術療法
- 妊娠希望がある場合:子宮内膜症病巣の除去、卵巣で生じているもの(卵巣チョコレートのう胞)であれば片側付属器切除術など
- 妊娠希望がない場合:子宮全摘出術や両側の付属器切除術など
この記事のまとめ
- 子宮内以外のところで子宮内膜に似た組織が生じる病気
- 女性ホルモンのエストロゲンが関係している
- 痛みや出血だけでなく、不妊の原因にもなる
- 治療は薬物療法や手術療法があり、症状や妊娠希望などで検討される
ウサギ
生理を経験している女性には切っても切り離せない病気ですね。
薬剤で対応できることもありますので、心配な症状があれば、病院の受診をしてみましょう。
ご精読ありがとうございました。