こんにちは、femifeのカラスです。
- うちの子は元気がありあまって、走り回って手に負えない
- 発表会で一人だけ椅子でソワソワしているけど、大丈夫?
こんな方へおすすめの内容です。
- 大人も子どもも冷静なタイミングで、衝動的に行動した理由を確認する。
- 興奮材料を認識する前に、行動しないことを約束をする。約束を守れなかったときに、例外的な対応を大人がしてしまわない。
- してはいけないことばかりを伝えると、逆に反発してしまうため、ポジティブな伝え方もする。
- 行動面で本人が困っている様子であれば、適切なフォローができるようにサポート体制の整備を。
カラスは年間1000人もの子どもと関わり、発達を分析・支援をしています。
子どもの成長に関する根拠ある知識を持ち、客観的な見解をしています。
3歳の成長発達の目安
基本的には、自我があり社会性が身につく時期です。
なので、保護者のそばを離れ興味のあるものの方に行くことは、普通にあります。
しかし、慣れない環境であれば保護者が見えるところまでしか行かないものです。
もしも、知らない環境でも走って飛び出したり、静止しても止まれない場合は、安全面からも対応策を考えた方がいいです。
- 冷静に、なんで走ってしまうのか話を聞く
- 出かける前や車や出入口の前など、出る前に約束をする
- ダメだけでなく、していいことも伝える
なんで走ってしまうのか話を聞く
3歳過ぎてくると多くの子が、3語文を話せるようになります。つまり、文章で自分の気持ちを説明できるようになります。
保護者は子どもの代弁者になりがちですが、この時は、保護者が先回りせず子どもに説明してもらいましょう。
〇〇のところで、一人で走って行ったの覚えてる?
どうして、走っちゃったの?
その時、何をしたかったの?
また、3歳児が興味のある方に走っていきたいのは当たり前で、その目的があるという状態で説得したり説明しても頭に残りません。
この時のポイントは、大人も子どもも冷静なタイミングで話すことです。
出かける前や車や出入口の前など、出る前に約束をする
3歳児が目に入った興味のある物の方に走っていくことは当たり前です。生き慣れているスーパーや保育園の駐車場など知っている環境であれば尚更です。
なので、興奮材料(例えばアンパンマンや電車、好きな保育士の先生など)が子どもの視界に入る前に、約束をしましょう。
その約束が守れなくても、いいんです。守れなければ、淡々と守れない時のルールに沿って行動しましょう。
重要なポイントは、守れなかったときに例外的な対応を大人がしてしまわないことです。
例えば「手を離して一人で走って行ったら、おやつ買わないよ」と話したのに、ぐずって大暴れしてしまったため、ご機嫌をとるためにおやつを与えるとします。
すると、子どもは、約束を破っても泣いたらおやつをもらえるのだ、と思うのです。
ダメだけでなく、していいことも伝える
してはいけないと言われると、反発したくなる自我がある3歳児には、「だめ」よりも「いいよ」の方が素直に受け入れられることは多いです。
どうしても注意を端的に伝えた方が、保護者としては伝えやすく表現してしまいがちです。
ですが、否定ばかりだと何をしていいのか子どもは分からず、自分のしたいことに走るのです。
「走っちゃダメ」ではなく「手を繋いでいこうね」
「騒いじゃダメ」ではなく「大きな声を出すのはここでしようね」
「これは選んじゃダメ」ではなく「おうちにあるこれはどう?」
例のように、ポジティブな言葉かけに変えてみてはいかがでしょうか。
子どもの行動で、本人が困っているか
子どもの成長において、フォローを必要かどうかは、本人が困っているかどうか次第です。
生活に支障があるのか、集団行動ができているのか、まずは本人に聞いてみましょう。とは言え、まだ3歳児だと、そこまで上手には伝えられません。
であれば、その代弁者は保育施設の保育スタッフです。
活発さはあっても周りのお友達と大きなトラブルなく過ごせているのか、または静かに座るところでは周りと同じ行動ができるのかなど、困らずに過ごせているかは重要です。
保育施設で本人が困っているようであれば、対応策を保育スタッフと一緒に適切なフォローができるサポート体制を考えることも重要です。
- 大人も子どもも冷静なタイミングで、衝動的に行動した理由を確認する。
- 興奮材料を認識する前に、行動しないことを約束をする。約束を守れなかったときに、例外的な対応を大人がしてしまわない。
- してはいけないことばかりを伝えると、逆に反発してしまうため、ポジティブな伝え方もする。
- 行動面で本人が困っている様子であれば、適切なフォローができるようにサポート体制の整備を。